『絆』の大切さを改めて考える

東日本大震災をきっかけに、多くの人が『絆』の大切さ知ることができた日本。

しかし、時が経ち、復興が進むにつれて、徐々にその思いが風化し始めているように思いますが、皆さんはどう感じますか?

今回は、人生においても大切にしたい『絆』について、風水師として個人から企業まで、様々な人を相手にご活躍されている鈴木星翔先生にお伺いしました。

◆人生で大切にしたい「絆」

〜大きなものだけでなく、目の前にある絆も忘れないで〜

鈴木星翔

人はどんな人生であれ、どんな境遇であれ、ひとりきりで存在することは不可能です。

一見すると孤独で寂しい環境にある人でさえ、まったくの天涯孤独ではないはずです。嫌でも誰かと関わりを持つことになります。

食事をするためには、店に行かなくては食品が手に入りません。

さまざまな証明を得るには、役所にも行かなくてはなりません。

小さなことですが、別の言い方をすれば、ひとりで生きられるほどこの世は単純ではないのです。

この小さな関わりを普段感謝出来る人は少ないでしょうし、私も意識することは普段ありません。

しかし、なにも人生の大きなイベントに関わる人だけに絆を意識する必要はないでしょう。なぜなら、今目の前にいる人と、強い絆を感じることだってあるかもしれないからです。

たまたま前を歩いていた人が、あなたに手を差し伸べてくれるような出来事があるかもしれません。たまたま同じカフェにいた人が、あなたの命を救ってくれることがあるかもしれません。大きなことを考えなくても、何気なく見かけた子犬に癒されることもあるでしょう。

すべては繋がりをもって維持されているのが、この世のシステムのような気がします。

◆不安解消のためにオススメしたいこと

〜不安を取り除こうとしすぎないことが大切になることも〜

誰しも何かしらの不安を抱えて生きているものです。

不安はある意味必要であり、実は防衛本能として機能しているものでもあります。

しかし、不安が溜まり過ぎると、神経症のような症状に陥ってしまうことがあるかもしれません。

なんとも厄介な心理作用ですが、根本はより良く生きたいという願望が強ければ強いほど、不安は強くなる傾向にあるのです。

つまり、期待に比例して大きくなるのが不安ということになるでしょう。

私の尊敬する人物の一人に、精神科医である森田正馬(故人)という人がいます。森田療法の創始者ですが、不安の心理については非常に勉強になります。

この森田療法の中に、「恐怖突入」という概念があります。これは、なにもわざわざ恐れている事をするという意味ではありません。不安は不安として抱えたまま、必要なことを行う。

解消しようとすると逆に大きくなるのが不安の正体だと言うのです。

つまり、消そうとしないことが解消するためのコツなのです。

トンチのような書き方で恐縮ですが、不安は不安として認めることが、最善の対処法になるでしょう。

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