7月4日、夜8時に蟹座(蟹サイン)で起きる新月は、何が安全かということを問いかけ、家庭志向に回帰する新月となりそうです。
蟹座は、みずからの甲羅で卵を守る蟹のように、能動的に愛を守り、子を守る母の象徴。身内志向で感情的な星座です。
そして月は蟹座の支配星(※下記参照)。
蟹座の月は、自宅に戻ってリラックスした状態に似て、月の持つ母性、女性性や感情面が最も強く発揮されます。
そして現在、この蟹座には金星と水星も入っています。
金星は愛すべきものは家庭、不特定多数ではなく限られた人物との優しい関係性を嗜好し、水星は何を感じるかについて語ります。
ひとつの星座に天体が集まることをステリウムと呼び、その星座が強調されるため、いまは蟹座の性質が強調されており、私たちの思考は、愛すべきは自分の周囲にある世界だと強く感じています。
そして、これら蟹座にある天体と、魚座にある海王星はトライン・120度を形成していることから、無条件の愛、かつて経験した愛などが心をよぎる事が多いでしょう。
そう、この時期 クローズアップされているテーマは愛 です。
もし心にわだかまりがあるなら、過去を清算するのに向いている時期といえます。愛の赦しが行える時です。
そして金星は蠍座にある火星とトライン(=120度)を形成しているため、パートナーとの関係性を深めることができるでしょう。
蠍座は心の奥深く、ふだんは見せない姿、セクシャルな面をつかさどるので、ふたりの関係性をより深く、情愛にみちた豊かなものにできる時期。気持ちが離れかけたカップルは、ゆったりした夜を過ごしましょう。
とくにセックスを大切にすべき時で、夫婦間のセックスレスに悩んでいる方は関係を改善するチャンスです。
ただ問題となるのは、蟹座でステリウムを形成している天体とオポジション(=180度)を形成する冥王星です。
蟹座は愛に溢れる母のように、温かく小さな城を築こうとするのですが、闇の帝王のごとく対抗側に立ちはだかる冥王星は、緊張をもたらし、安穏と過ごすことを許してくれません。
冥王星は冥界の王であり、物事を根源から揺さぶる力を持ちます。
この時期、直視したくないような真実に向かい合うことになる方も多いはず。
私たちは何が真実で、何をよりどころにすべきかを考える事になりそうです。
感情的な星座である蟹座は、この配置に不安になり、過剰に自分を守ろうとするかもしれません。
これは身内と外野を分けて、外野を叩くという方向に進む可能性があります。
また、問題を避けて通ろうとすることも考えられます。
しかし怖れによって問題から逃避すると、最初のうちは安心できても、物事はえてして悪い方向に進みやすいもの。
私たちはこの時期、家族やパートナー、仲間との愛溢れる関係性を築きつつも、冷静さを失わず、外側の世界に心を開くことが要求されます。
そしてたとえ真実が期待通りではなく、やや醜いものであったとしても、受け入れていくこと。それは私たちの成長につながるでしょう。
成熟に向けて進むための新月となりそうです。
(※各12星座は下記の通り、それぞれ支配星をもちます)
牡羊座 火星
牡牛座 金星
双子座 水星
蟹座 月
獅子座 太陽
乙女座 水星
天秤座 金星
蠍座 火星・冥王星
射手座 木星
山羊座 土星
水瓶座 土星・天王星
魚座 木星・海王星

IKKA (辻 一花 つじ いっか) 占星家
AFA米国占星学者連盟終身会員 日本占術協会会員
受胎占星学を得意とする専門的な占星家としての活動を中心に、プロフェッショナル向けの勉強会を開催するなどコアなニーズに応えてきたが、近年では一般に向けて星の世界を楽しんでもらおうと女性や子供向けの活動にも力を入れている。
ブログ 一花一空 http://ameblo.jp/ikkastra/





